その他の施術メニュー
寝違え
朝起きたら、首や肩が痛くなったという経験をお持ちの人は多いと思います。これは、寝違えで辛い痛みを感じるものです。
寝違えは、首や背中などに不自然な力が、長時間加わることによって起きる炎症と頚椎の歪みです。筋肉のこわばりや頚椎の痛みがあり、動かないなどの症状がでてきます。寝違えた時は、主に首に症状が現れる事が多いです。慢性的に痛みを感じる場合もあるようですが、ほとんどの場合は突発的な生じる痛みです。
寝ている間は、不自然な姿勢になってしまうことがあります。普通であれば、寝がえりをうったりすることで、体に負担をかけないように姿勢を変えるのですが、時に不自然な姿勢のまま、眠り続けてしまうと、首や背中などに不自然に力が持続的に加わってしまいます。そして朝、目が覚めると炎症を起こして、痛みが生じてしまうのです。寝違えは、場合によっては1ヶ月以上も痛みが続くこともあります。
寝違えは、筋肉や頚椎の歪みなどによる炎症で起きていることは分かりましたが、では、寝違えの具体的な原因は何でしょうか?
原因は寝返りをしない事です。
人間は寝返り反射という無意識の反射が行われることにより寝返りをしています。
ある一定の時間、筋肉を引っ張り過ぎるとセンサーが働き寝返りをします。
そのセンサーが何らかの原因で働かないときに寝違えを起こします
ではセンサーが働かない原因は?
ずばり睡眠不足です!!!
普段から睡眠不足になりますと深い眠りに入り過ぎてしまい寝返り反射のセンサーが働かなくなるからです。
それ以外にもお酒の飲みすぎや過度の疲労、精神的疲労などのストレスによってもなりますので普段から睡眠やお酒の飲み過ぎ、ストレスをためないようにしましょう。
寝違えは頚椎の歪みまでおこしますので、長引く方が多いいので我慢せず早めに来てくださいね。最短で治します。
むちうち
「むち打ち症」は、主に自動車事故による追突、衝突、急停車等によって強い衝撃で頭部と胴体が異なる向きへの動きを強いられ、それによって、首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状を総称したもので、首部やその周辺の打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などをムチウチと通称名で呼ぶ事が多いです。ムチウチは正式な傷病名ではなく、「外傷性頚部症候群」「頚部捻挫」「頚部挫傷」などとして診断名がつけられます。
自動車事故のほかに労働災害、スポーツ障害によって起こされる事もあります。
「ムチウチ損傷」では、事故にあったその日はほとんど症状が出ず、翌日あたりから様々な症状が出現することが数多く報告されています。靭帯(じんたい)や関節包、筋肉などの障害のため、外見上あるいはX線診断における変化は見られないことが多く、画像では発見されにくいのも特徴です。また首筋、背中、肩こりや痛み、耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などの不定愁訴などの様々な症状が現れます。
稀に、ムチウチ症によってもたらされる様々な症状のうち、脳脊髄液減少症という『髄液が慢性的に漏れることにより発生するもの』、あるいは脳に損傷を受けた為に身体の麻痺や高次脳機能障害を発症する軽度外傷性脳損傷によるものもありますので、ちょっとした症状や痛みでも、決して我慢せず必ず当院や、医療機関へ行くことを強くお勧めします。これぐらいはと放置するのはおやめ下さい。
当院では検査機関とも提携しておりますのでレントゲンはもちろん、減少症などの症状がみられましたらすぐにお連れ致しますので安心してください。
頚椎椎間板ヘルニア
首は広い動きができるよう、7つの細かい骨が組み合わさってできています。そして、骨と骨との間にはお互いを繋ぎ、傷つかないようにする緩衝材のようなものがあり、椎間板と呼ばれています。椎間板ヘルニアとは、この緩衝材が日常的な習慣や姿勢など、思いがけない原因で外に飛び出すことによって起きます。
飛び出した椎間板が背骨を通っている神経を圧迫して痛みを感じます。神経を通っているところに痛みが出るので首だけに痛みがあるとは限りません。頚椎椎間板ヘルニアは、実は首や肩の痛みや頭痛の原因としてとても多いのです。
頚椎椎間板ヘルニアは、日常のちょっとした事で起こりえます。
仕事上首に緊張がかかる姿勢を長時間維持しなくてはならなかったり、長時間の運転をしなくてはならなかったりする場合、このような頸椎椎間板ヘルニアを発症しやすいと言われています。他には、事故などでの負傷からの影響や、接触の多いスポーツでも起こることがあります。
また、長時間同じ姿勢やデスクワーク、ずっと下を見てスマートフォンを使ったり、本を読むといった行為なども首への負担が大きくかかってしまうそうなので、気をつけましょう。
頚椎ヘルニアは肩こりと間違えてしまいやすく、片方の肩や肩甲骨、首の痛みなどが症状としてあります。その圧迫の状態によっては腕から指先までしびれが起き、痛みが延伸するということも起きてきます。
片方の手や腕などに、強い痛みやしびれが起こるなどの放散痛(原因部位から離れた場所に起こる痛み)などが続き、首を動かすのが苦痛なくらいの強い痛みも生じる場合もあります。このように、片側に偏って症状が出ることが頚椎椎間板ヘルニアには多いでのす。
これらの痛みは痛みが消えるのに数ヶ月を要する方もあるということで、特に痛みの強い時期だけでも数週間は続くため、継続的に治療に通う必要が出てきます。
頚椎椎間板ヘルニアは放っておくと進行し、神経が強く圧迫されることで普段の日常動作にも支障が出てきて、着替えや食事にも人の手を借りなくてはならなくなり、歩行に支障が出て車いす生活になる方もいらっしゃいますので、ただ単に肩が凝ってると思っている方でも指先や腕などに痺れを感じたら早めにいらしてください。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
「五十肩」は、肩関節の周りにある靭帯などの組織が、肩の酷使によって炎症や損傷が起こり、痛み、可動域の制限が起こったもので、肩関節の周辺に炎症が起こることを狭義の五十肩と呼ばれています。
急性期には運動制限を引き起こし、運動時痛に加えて安静時痛や夜間痛が出現し、徐々に関節拘縮が現れて肩の可動域が制限されます。慢性期には徐々に痛みが軽減し日常生活でも患肢をかばう必要がなくなりますが、可動域制限は残存します。これらの回復経過に1年前後を要するとされていますが、一方では、平均約7年後にも何らかの痛みや可動域制限が存在していたとの報告もありますので、安静と自然治癒力に任せるだけでなく、積極的に痛みと可動域制限を改善する治療が必要となります。
自宅での注意点としまして、急性期の痛みの強い時期には荷物や肩を上げる動作で肩に負担をかけないようにし、脇を開くことを避け、比較的安静を保ちます。痛みが落ち着いてきたら痛みのない範囲で動かし、慢性期や回復期では痛みの状態を確認しながら、関節の拘縮を改善する運動を積極的に行います。
また、五十肩は通常、片側にだけ発生し、回復後に同側に再発することはほとんどないため、強い肩の痛みを繰り返して訴える場合は、他の疾患も考えられ、腱板断裂、石灰性腱炎、変形性肩関節症、絞扼性神経障害、頸椎疾患、神経原性筋萎縮症、腫瘍性疾患、内臓からの関連痛などもありますので、まずは来院して、五十肩かそうでないのか確認してください。
肩腱板損傷
「肩腱板損傷」とは、肩の深層部にある「腱板」という筋肉群に損傷が起こる症状のことをいいます。
主な筋肉は、
・棘上筋(きょくじょうきん:supraspinatus)
・棘下筋(きょくかきん:infraspinatus)
・肩甲下筋(けんこうかきん:subscapularis)
・小円筋(しょうえんきん:teres minor)
という筋肉群で構成されています。
また、回旋腱板(かいせんけんばん)や、ローテーターカフなどと呼ばれる場合もあります。
好発年齢は、40歳以上の男性(男62%、女38%)、右肩に好発します。発症年齢のピークは60代です。
肩の運動障害・運動痛・夜間痛を訴えますが、夜間痛で睡眠がとれないことが受診する一番の理由です。 運動痛はありますが、多くの患者さんは肩の挙上は可能です。
五十肩と違うところは、拘縮、すなわち関節の動きが固くなることが少ないことです。 他には、挙上するときに力が入らない、挙上するときに肩の前上面でジョリジョリという軋轢音がするという訴えもあります。
腱板断裂の背景には、腱板が骨と骨(肩峰と上腕骨頭)にはさまれているという解剖学的関係と、腱板の老化がありますので、中年以降の病気ともいえます。
明らかな外傷によるものは半数で、残りははっきりとした原因がなく、日常生活動作の中で、断裂が起きます。男性の右肩に多いことから、肩の使いすぎが原因となってことが推測されます。
断裂型には、完全断裂と不全断裂があります。
若い年齢では、投球肩で不全断裂が起こることがあります。
もし、肩が痛い、腕が上がらない、肩から異音がするなどありましたら受診してくださいね。
腱鞘炎
手指の使いすぎによっておこる炎症です。
1.ドケルバン病(de Quervain)
親指の使いすぎによって起こる腱鞘炎をいいます。
症例
手首の親指側の突起部(橈骨茎状突起)の痛み
悪化すると痛みが腕の方にまで広がることもあります。
2.バネ指(弾発指)
手指を曲げる筋肉の腱鞘部におこる炎症をいいます。
症例
指の付け根辺り(手のひら側)の痛み・触るとシコリがある・指を曲げ伸ばしすると
引っかかりを感じる・自力では指を伸ばしきれないこともあります。
☆成人では中指・薬指の発症が多いといわれています。
ヘバーデン結節
手指の変形性関節症。指先の関節に多く見られます。
45歳以上の女性に多く発症するといわれていますが、男女関係なく
手指を多く使ってきたことが起因すると考えられています。
症例
関節の痛み・赤く腫れる 等の炎症症状
変形がある程度まで進むとやがて症状は軽減します。
モートン病
足指の知覚神経が指の付け根の部分で圧迫され、痛みやシビレを起こす疾患です。
中指と薬指の間、人差し指と中指の間で圧迫されることが多く、合わない靴を履いたり、
激しい運動をすることで症状が出る場合があります。
症例
足指の付け根部分の痛み・足指のシビレ 等
脱臼
関節を構成している骨が、本来あるべき位置から外れてしまった状態。
症例
1.激痛
2.関節が動かない
3.関節の形が変わっている 等
処置
1.応急処置をした後、提携医療機関にお連れしてレントゲン撮影します。
2.レントゲン画像から、整復(外れてしまった骨を元の位置に戻すこと)されているか、
合併症がないか等を確認します。
3.症状や状態により、包帯・三角巾 等で固定します。
4.物理療法により傷ついた組織の修復を促し、
その状態を確認しながら後療法の内容を変えていきます。
例
器具を使わず患者さまが自力で筋肉を刺激する運動(力を入れる ⇔ 力を抜く)
私たちスタッフが患者さまの筋肉を刺激したり関節の動きをつけていく運動
器具を使って患者さま自身が筋肉強化&関節の動きをつけていく運動
※「脱臼」というと「骨折」より軽く考えられがちです。整復によって、
確かに骨は元の位置に戻りますが、脱臼した際に関節周辺の筋肉や靭帯、
関節包などを傷めており”安静””運動”の時期を適当にしてしまうと、結果、
長期間痛みを引きずったり、関節の動きが悪くなったり、脱臼を繰り返したり・・・
の原因になりかねません。
骨折
骨が完全に折れて、あるいは割れてしまった状態です。
この”割れて”しまった状態が、よく言われる”ヒビ”というものです。
つまり、”ヒビ”も立派な骨折なのです。
症例
1.痛い
2.腫れている
3.内出血がある
4.骨や関節の形が変わっている
5.関節が動かない
6.動かすと変な音(グチュグチュ)がする 等
処置
1.応急処置をした後、提携医療機関にお連れし(無料送迎)、レントゲン撮影します。
2.レントゲン画像を元に整復(折れてズレてしまった骨を整えること)がされているか、
合併症がないか等を確認し、クラーメル・ギプス・キャスト・アルフェンス・プライトン 等の
固定具で固定します。
3.物理療法などにより、新しい骨細胞の促進と、
周りの関節の拘縮(固くなってしまうこと)防止につとめながら治療を行います。
4.約1ヶ月後に再度レントゲン撮影し、新しい骨細胞の発生具合などの状態を確認した上で、
順調な回復が見られれば固定具を軽くして積極的な後療法を行っていきます。
後療法
電療・温浴・手技・運動 などにより、新しい骨細胞の硬化を促進させ、
又、固定により固くなった関節や筋肉などの軟部組織の柔軟性を取り戻し、
通常の関節の動きやバランスを整えるために行います。
捻挫
関節の可動域(動ける範囲)を超えてしまうような強さの力が加わることによって、 関節を構成する筋肉、靭帯、腱、関節包などの組織が傷ついてしまった状態をいいます。
症例
1.痛い 2.腫れている 3.内出血がある 4.関節が緩くなっている 等
処置
RICES(「スポーツ外傷・障害」を参照
後療法
損傷の程度によって異なりますが、組織が修復する過程で柔軟性の低下が見られたり、
又、固定による関節の動きの悪さが見られたりします。たかが「捻挫」だからこそ、
痛みの長期化を防ぎ、再受傷を予防するためにも治療をきちんと続けることが大切です。
ケガで一番多いのが「捻挫」
中には「捻挫」に慣れっこになってしまっていて、強い腫れや内出血があっても
“もう少し様子を見てみよう”、”明日には良くなっているかも”と
来院を一日伸ばしにされる方もいらっしゃいますが、重度のものは靭帯の断裂や、
剥離骨折を伴う場合があります。
自己判断、自己処置は非常に危険です。
1.痛みが強い
2.腫れが強い
3.内出血がある
4.3日経っても痛みがひかない
どれか一つでも当てはまる際は、すぐにご来院ください!!
打撲・挫傷
何かしらの外力が身体に加わり、軟部組織が傷ついてしまった状態をいいます。
症例
1.痛い
2.腫れている
3.内出血がある 等
損傷が大きいと、筋肉内に大量の出血が起こり、内圧が上がって神経や血管が圧迫され、
筋肉の強い硬さ、シビレ、ズキズキうずく感じ等が出ることがあります。
(コンパートメント症候群)。
又、皮膚が傷つき体内に細菌が入って感染症を起こすこともあります。
当院では、このような場合にも提携医療機関への送迎を行い、患者さまが一刻も早く
医師の診察を受けられるように尽力しております。
処置
RICES(「スポーツ外傷・障害」を参照